2011年3月11日
起きてしまった事を僕ごときが色々と書き綴ってもキット誰の心も癒す事は出来ないであろうと思った。同じ理由で自分が撮れる震災の写真は無いと思ったし、撮影もしてこなかった。
ただ、自分が深くかかわってきた自転車やスケートボード、写真のコミュニティーでは東北を応援する様々なプロジェクトに出会うことが出来た事を誇りに思う。 あの日ライフラインが止まったままの自宅で、ろうそくの明かりを頼りに過ごした日々を思い出し今一度自分の出来る事をやって行こうと思う。
ライフラインや携帯など全てが駄目だったあの日、自分が出来た事は浴槽に水を溜める事と、明るいうちに調理を済ませる事くらい。
震災時思った以上に出来る事は限られていることを知った。
鉄筋入りでも倒れるブロック塀
宮城県沖地震が100%起きるといわれ、鉄筋が入っているかを確認していた我が家のブロック塀もご覧の有様。ホント誰も怪我が無くて良かった。
運命のフレーム
震災ごみを捨てに順番待ちをしていたところ、目の前の人がピストフレームを捨てようとしていたので、交渉の上自宅へ。こちらのフレームも何かしら手を加えてチャリティーイベントに出品予定。
”和を以て尊しとなす”
震災後、改めてこの言葉を大切にしたいと考え日の出をモチーフにデザインを描きました。完成したシルクの版には こんな時だからこそ、他人を思いやり、理解し、互い歩み寄りたいものとの気持ちを込めました。